仕事が忙しく、またまたブログ更新の感覚があいてしまいましたが、今回は関西まで足を伸ばしツツジの名所・大和葛城山と金剛山に登ってきましたー
どんな山?
大和葛城山は以前からネットで知っていて、ツツジが咲き乱れるその美しい景色を一度は見てみたいと思っていた山です。奈良県と大阪にまたがる山で標高は959メートル。日本三百名山の一つにも選定されています。
山頂付近に広がる自然つつじ園の見頃は5月上旬から中旬。1970年ごろに付近を覆っていた笹が枯れた後、自然と自生するようになりそれから定期的に笹刈りをして維持しているそう。
山頂直下までロープウェイ(往復大人1500円)も運行されていて、つつじ園すぐ横の葛城高原ロッジでは宿泊や食事、日帰り入浴ができます。ロープウェイ往復利用なら宿泊3割引になって夕朝食付きが7800円〜となるみたい。昨今の宿泊料金値上げラッシュを考えたらとてもお値打ちな宿代なんじゃないでしょうか?キャンプ場も併設されていて1張り500円大人一人につき300円とこちらもリーズナブル。
金剛山は、大和葛城山のすぐ南側に聳える1125メートルの山。金剛山地の主峰で日本二百名山の一つ。山頂広場でライブカメラに向かって撮影する写真が有名で、良くネットで見ていました。修験道の開祖・役行者が修行した山で、自衛隊の護衛艦こんごうの由来になっているとか。登山回数を記録するシステムがある珍しい山で一度は踏んでみたい山でした。
今回のルート
今回は、葛城山と金剛山をセットで登るため水越峠を起点に南北へ往復するルートです。
峠のバス停から葛城山山頂まではコースタイム往復約4時間。
金剛山の山頂までは峠から太尾道〜大日岳経由で山頂までコースタイム約3時間。復路はダイヤモンドトレイルのルートで峠まで約2時間40分ほどです。計約16キロ
未明にヘッデン💡スタート🚶
ツツジが見頃かつGW真っ只中とあって、混雑を避けるために未明に駐車場に到着。午前3時の段階でも10台分あるうち4番目でした💦恐るべし。なお、金剛山に登る前に一度車に戻ったところずらっと延々と路駐の列が連なってました。。。
実はこの数日前に、能郷白山に登ったんですが久々過ぎてバッキバキの筋肉痛になり、やっと筋肉が定着してきたところでしたが、スタート直後からなかなかの斜度and階段が続き開始早々息が切れます。
1時間ほどで山頂付近に到着するも、まだ暗くてツツジが咲いているのはよく見えないため、山頂で夜景などを撮影📷少しもやってはいますが、大阪の眩いほどの夜景が一望できます。宝石のようです。
山頂標識の横には赤い郵便ポストも📮今度は高原にテント泊でもしてのんびりしつつ、このポストから絵葉書でも出したいです。ま、出す相手がいないんですが😅
徐々に奈良県側の空が明るくなって刻々と変化する朝の美しいグラデーションを見せてくれます。この頃には、同じく下から登ってきた人、ロッジに宿泊している人、テント泊の人などが山頂付近に集まってました。気温は5度ほどと肌寒いです。
ふむふむ、葛城山もライブカメラで10分おきに撮影してくれるのか!?ということでこの日一発目の撮影時間6時ジャストを待つことに。
幸せそうな家族と共に写る怪しいカメラマン。自分の子供にこの写真をLINEで送ったら、一言「不審者やん」と見たまんまのコメントが返ってきました😅
そうこうしている間に日の出の時刻に。この日は曇りがちの予報だったのですが、なんと朝日が顔を出してくれました。久々にちゃんと眺めるご来光です。
葛城高原ロッジも店開きしてるみたいです。今度来るときはゆっくりお風呂でもいただきたい。さて、だいぶ明るくなってきたのでツツジ園に向かいます
壮観な赤の絨毯・自然ツツジ園
おおぉ!これはすごい!栗駒山の紅葉を見た時くらいの感動があります。
この日(5月5日)の開花状況は5分くらいといったところでしたが、すでに白くなり始めている花、満開の花、まだまだ蕾それぞれが混在している状態。マックスに咲いた状態ではありませんが、それでも十分です。特にツツジは雨が降った後の日射ですぐに花が萎れてしまうので、このくらいのタイミングが好きなのです🌺
つつじ園の周辺には至る所にベンチやウッドデッキが設置されていて、のんびり座りながら絶景を楽しむことができます。ありがたい!山頂周辺は火器厳禁とのことなのでお湯などは水筒で持参すると良さそうですね。
日の当たる場所が段々と広がって、目で見るとよくわからないですが色合いなどが少しずつ変わっていきます。
ツツジって痛みやすいから手近で撮影できて綺麗な花を探すのって結構難しい💦
よく見るとピンクに近いものとか色の濃淡などバリエーションがあってそれが本当に綺麗✨
あまりにも綺麗でぐるぐる行ったり来たりしてネチネチと良い場所を探して歩き回ります。なんか、おんなじような写真量産しまくってしまった。。。
ちょっと日が陰ってきたのでうしろ髪引かれる思いで山頂を後にします。
登山道にもちらほらツツジが咲いていてトンネルのようになった箇所も。登りはこの階段が本当にきつかった。太ももにきますねぇ。。。
金剛山へ
大和葛城山を下りた後、いったん車に戻って補給し今度は金剛山へ登り返していきます。
葛城山とはすぐ隣ですがこちらは杉林が続きます。
駐車場から近いからと太尾塞跡経由としましたが、こちらも結構な急斜です。「ふとお・ようさい・あと」とか「ふとお・とりで・あと」とか呼ばれているらしいですが、どうやら楠公が砦を築いた跡らしいですね。
こんな感じの杉根っこゾーンが続く箇所も
黙々と歩いていたら1時間15分くらいで転法輪寺に到着。こどもの日ということで恐らく子供の健やかな成長を願う儀式をしているようです。なんだか異世界に迷い込んだような不思議な感覚でした。
境内にはでっかい輪投げのコーナーが(笑)なんかすごいご利益ありそう
熊の毛皮が敷かれて、なんかすんごい儀式始まりそうでしたがとりあえず山頂広場へ向かいました。
うぉ〜〜!よく写真で見てたヤツ〜〜〜!絶対撮りたいと思っていたライブカメラの記念撮影に早速参戦することに。
こちらは流石に人が多い!ほんと賑わってます。よく愛されているのがわかりますね。東京で言うと高尾山みたいな感じなのかなぁ。大阪市内からのアクセスも良さそうだし、ルートもたくさんあって確かに何回登っても飽きなそうだ
またまた、10分後写ってみた(笑)今度は30分とキリが良いので人数増えた!😆仲間増えたみたいになっとる。何回も撮ってたらイタイやつみたいな感じになるのでこの辺でやめとこう。。
ここが登山回数記録の受付のようだ。家が近かったら記録カードもらうところですが、まあまあ遠いので辞めとこう。中には1万回登った猛者もいるとかでこの界隈超人がたくさんいるなぁと改めて思いました。毎日のぼっても25年かかるとか、、、すご過ぎでしょ💦
こちらが葛木神社でこの本殿の裏手にある葛木岳が本当の山頂ですが、神域のため立ち入りが禁止されています。なんか厳かな雰囲気で素敵な神社でした。
立派な狛犬🐕
小さな社も並ぶ⛩️神秘的な雰囲気です
さて素敵な木造の鳥居をくぐって下山していきます。帰りがダイトレのルートで下山します。
実は関西方面の山にあんまり縁がなかったので、ダイヤモンドトレイルって京都かどこかの縦走ルートかと思ってたんですが、ここだったのか、と初めて知りました😅
こちらのルートの方が斜度が比較的ゆるくて歩きやすい良い登山道でした。相変わらず杉林が続きます。
途中、林道と合流し進むと水場もあります。美味しかったです。ベンチとテーブルもあり、小休止しているパーティもいました。
舗装された林道をひたすら下ったら峠へ到着。鉄柵右側の通路から出ます。今日も無事に下山できて満足でした!
まとめ
ツツジ目当てで選んだ今回の山でしたが、鮮やかに咲き誇る花だけでなく、大阪の夜景や霊験あらたかな金剛山の雰囲気も知れて良き山行になりました。金剛山は登山ルートがたくさんあってやり込み要素が多い山っぽいので、今度は違うルートで、できればダイトレ縦走もしてみたいなぁ、滝も沢山あるらしいので巡ってみたい、などと色々と妄想が尽きないです。
やはり花々が咲き出す春か、涼しくなってくる秋が金剛山地を歩き回るのに適してそうですね。またぜひ登りに行きたいと思います。
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