登って良かった日本百名山5選

山のコト

深田久弥が選定した日本百名山。今回はその中でも個人的に良かった山を5座紹介したいと思います。

選んだ基準

同じ登山といっても天候や季節、その日の体調によって印象がかなり変わるもの。登頂した100座の中でも天候に恵まれず眺望がなかったり、寝不足などの体調不良だったりという理由で本来その山が持っている良さが味わえなかった山もあることをご容赦ください。今回の選定はその山が持つ山容や景観、独特の雰囲気などに感動した順で選定しました。特に標高や歴史的な背景などは考慮に入れず、単純に心に刻まれたかどうかで選出しており完全な個人的な感想になります。下記に挙げる5座はそれぞれ魅力があり甲乙つけ難いので、今回はあえて順位はつけませんでした。

鳥海山

鳥海山は秋田県と山形県にまたがる活火山。標高2236メートルと東北地方では燧ヶ岳に次ぎ2番目に高い山です。

管理人が登ったのは2019年8月上旬 鉾立登山口から。コースタイムは山頂往復約9時間

火山活動で形成された山で昔から信仰の対象となっている霊峰。鳥海山の魅力はなんと言っても日本海から立ち上がる裾野の秀麗さです。爆裂火口が形成した外輪山も王の玉座のように山頂の新山を囲んでいて壮観です。

カール内部には雪渓があり、冷気がほてった身体を冷やしてくれます。

山頂直前は溶岩ドームの裂け目を進むダイナミックなルートで冒険心をくすぐられること間違いなしです。また山頂から望む日本海は格別の達成感を与えてくれます。

植物も豊富で夏にはチョウカイアザミなどが迎えてくれるでしょう。東北地方からは遠いですが、ロングドライブでも訪れる価値は十分にある名山です。

利尻山

稚内市の沖合に浮かぶ利尻島に聳える独立峰。標高は1721メートル。

管理人が登ったのは2021年5月上旬 鴛泊(おしどまり)登山口から。コースタイム山頂往復約10時間

アクセスは札幌から飛行機で約50分、もしくは稚内市からフェリーで1時間40分

利尻山は北海道名菓白い恋人のパッケージにもなっている山です。山容は剱岳にも劣らず険しく、飛行機で上空から見た姿はまさに城といった趣きです。島自体が利尻山のためにあるといった雰囲気です。火山活動は休眠状態のため崩壊が進み山頂付近はザレているので注意が必要。

三合目付近に沸く甘露泉水(カンロセンスイ)は名水百選にも選ばれ、登山後の乾いた喉を潤してくれます。

個人的に百名山の最後に登った山なので思い入れがあります。5月の残雪期に登ったのですが、途中まで夏道と別の雪渓を詰めて行って利尻岳山小屋に宿泊。最後はガスの中登頂でしたが、下山途中に視界が開け見えた裾野の美しさ、宿から見上げた屹立する姿が忘れられない山となりました。

また豊富な魚介や利尻昆布など美味しい食事が楽しめるのももう一つの魅力です。

剱岳

北アルプス北部、立山連峰にある2999メートルの山。

管理人が登ったのは2020年8月中旬 別山尾根ルート、2022年7月下旬 早月尾根ルート。 コースタイムは早月尾根コースで山頂往復19時間

剱岳の魅力はなんといっても見るものを圧倒する山容です。氷河に削り取られ険しく立ち上がった姿は「岩と雪の殿堂」の異名にふさわしいと言えます。劔御前から広大なカールと共に眺めるのもまた壮観です。

一般登山者が登るルートの中で一番危険と言われる山。別山尾根ルートにはカニのヨコバイ、カニのタテバイなど鎖場が続き慎重さが求められますが、登頂した時の喜びは他に変え難いものがあります。また早月尾根は北アルプス3大急登の一つで、長大なコースですがこちらも登り切って山頂の社が見えてきた時の感慨は格別です。

夏にはチングルマなどが咲き、あちこちで雷鳥が鳴き声を響かせ、まさに北アルプスを代表する名峰です。管理人は北アルプスの他の山に登っても自然と剱岳を探してしまいます。富士山と同じように不思議と惹きつけられる魅力があります。

黒部五郎岳

黒部五郎岳は北アルプスの西銀座ダイヤモンドコースにある山で標高2840メートル。

管理人が登ったのは 2020年7月下旬 西銀座時計回りコース、2022年8月上旬 左回りコース。 折立登山口から往復約15時間

この山の魅力もまた雄大なカールにあります。氷河に削られた半円型のカールはスプーンで削り取ったよう。残雪をたたえた岸壁が屏風のように立つカールの中には、コバイケイソウなどが咲き、小川が流れていてせせらぎが一服の清涼感を与えてくれます。自然の魅力全てを凝縮した箱庭のような不思議な雰囲気を味わうことができます。稜線コースよりカールコースがおすすめです。

折立や新穂高などどの登山口からもかなり距離がありますが、ロングトレイルするかいがある素晴らしい名峰です。時計回り周回の時の起点となる黒部五郎小舎とテント場も秘境といった趣きが素敵で管理人のお気に入り宿地です。

九重山

九重山は大分県九重町と竹田市の堺に連なる山々の総称。最高峰は中岳の1791メートルで九州最高峰です。

管理人が登ったのは2020年10月下旬 牧ノ戸峠から、2022年10月下旬 大曲から。 コースタイムは牧ノ戸峠から山頂往復約5時間20分

九重連山の魅力は大小19座の山々が作り出す複雑な起伏にあります。森林を登ると急に火山らしいゴツゴツとした岩ゾーンが現れたり、山頂から望めばポコポコと盛り上がった山々が連なるカルデラの雄大さを感じられたり、登山者を飽きさせません。広大ゆえに多くの登山口とコースがあり、やり込み要素が大きいのも魅了される要素です。何度でも足を運び、色んなアプローチをしてみたくなる山です。

また春にはミヤマキリシマ秋には紅葉。そして冬には一面雪に覆われたりと様々な表情を見せてくれるのも人を惹きつけてやまない理由でしょう。管理人も昨年平治岳のミヤマキリシマの時期に行こうと思っていたのですが、シャクトリムシによる食害にやられているという情報を聞いて泣く泣く行き先を変更。まだ紅葉の時期しか登れていないのですが今後何度でもリベンジして、九重連山の全てを知り尽くすまで通いたいと思います。

まとめ

この記事では百名山の中で管理人が最も感動した5座

  • 鳥海山
  • 利尻山
  • 剱岳
  • 黒部五郎岳
  • 九重山

について魅力を紹介してきました。まだ登られていない山があったら是非登ってみてはいかがでしょうか?この5座以外にも悩みに悩んで選考から落とした素晴らしい山もあり、なかなか優劣をつけるのが難しかったですがこれから登られる方の参考に少しでもなれば幸いです。管理人も魅力再発見のために必ず再訪したいと思います。

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