【絶景紅葉】涸沢カールに登って撮ってみた!【北アルプス】

北アルプスの山々

今回は、紅葉シーズンを迎えた北アルプス・涸沢カールに1泊テント泊で行ってきました!

涸沢カールについて

涸沢カール(からさわカール)は、長野県松本市、北アルプス・穂高連峰の中腹にある日本最大級の氷河圏谷です。約2万年前の氷河期の氷によって山肌がスプーンでえぐられるように削られてできたお椀型の地形をしています。

カールの底部分が標高約2,300m。上部を北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳、前穂高岳がぐるりと囲んでいます。
中央部に涸沢ヒュッテ、北穂高岳側の斜面下部に涸沢小屋と二つの山小屋があります。

特に9月下旬~10月上旬に、ナナカマドの赤色やダケカンバの黄色に彩られ、錦織物さながらの景色が広がる様子は「日本一の紅葉」と称され、この時期多くの登山者が訪れます。

今回のルート

今回は、上高地から入山し、明神、徳沢を通過した後、混雑を避けてパノラマルートで涸沢を目指しました。

復路では、屛風の耳、屛風の頭も踏んで下山。
トータル歩行距離は約27キロ、標高差1,650メートルほどです。

かかった料金は、以下の通り。
沢渡バスターミナルの駐車場1日800円×2=1,600円
沢渡~上高地のバス往復代金が3,000円
協力金500円
涸沢テント場の代金、1名1張 2,000円

上高地BTからスタート!

繁忙期扱いではない平日でしたが、紅葉のハイシーズンということもあり5時始発で運行しているようでした。自分は2便目5時30分のバスに乗りましたが、後続バスが用意されていたのか5時20分前には出発していました。

少し並んだものの連休のような大行列もなくすんなり乗車できて拍子抜け。
やはり平日登山に限る!

さて、まだ暗さの残る上高地からスタートです。

美しい森を眺めながら歩きます。
序盤はひたすら平行移動ですが、すっかり涼しくなり歩きやすくなりました。

この時期、横尾方面を目指す人たちは全員涸沢を目指しているように見えてきます。
皆さん、足早に先を急いでいますね。

明神岳でしょうか?ふと見上げると岩壁に光が差してドラマチックです。
上高地周辺では雲がやや多い天気ですが、涸沢はどうでしょう。楽しみです。

しばらく歩くとすっかり晴れた情念山脈が眼前にドンッ!と現れてきました。
若干の雨予報が好転して、この日は大きな天気の崩れはなさそう。期待が膨らみます。

森に囲まれた徳沢ロッヂ。
いつか泊まってみたいと思いながら、毎回前を素通りです。

たくさんのテントが並ぶ徳沢園。
こちらもテント場でのんびりしたいと思いながらもついつい山へ急ぐため素通りしてしまう場所です。
さっさと仕事辞めて贅沢に時間を使った山旅がしたいものですね。

分岐をパノラマルートへ

徳沢園を過ぎてすぐに現れる分岐を梓川方面へ曲がってパノラマルートへ。
梓川を渡ってしばらくは取り付きまで林道を歩きます。

工事の車がひっきりなしに通りますが、登山者は劇的に減りました!
人の多いこの時期にツアーなどで発生する渋滞を避けられて最高です。

しばらく歩くとサルの群れと遭遇。
こっちを気にすることなく毛づくろいしたり、リラックスしまくりです。
もう少し警戒されるかと思いきや、無視されてる???

母子が多く道をふさぐようにくつろいでます。。。
工事の車も申し訳なさそうに通過していきます。
自分も刺激しないようにそっと脇を通り過ぎていきます。
誰のための道なのか・・・?

一キロほど歩いてパノラマルートへの取り付きへ。
そこまで急な斜面ではないですが、ここまで平地を歩いてきたので急に体がきつく感じます💦

次第に周りは紅葉に彩られたエリアへと入っていきます。

この日はとにかく暑く、寝不足もあってか全然体が上がっていかず。。。
標高が2,000m越えた辺りから息切れが激しくなり、かなり休憩を小まめに取って休み休み登ります。
今日はテント場へ着けば目的を達成なのでとにかくバテないように。

屛風のコルから稜線へ。絶景の嵐

屛風の頭への分岐である「屛風のコル」を左に折れると、ようやく目的地の涸沢カールが見えてきました!
ナナカマドも稜線を真っ赤に彩っていて一気に景色が華やぎます。

紅葉に染まったカールの向こうには槍ヶ岳も見えます。

ちなみに屛風のコルから先は、アップダウンは少ないものの狭く足場の悪い登山道が続きます。
一応、バリエーションコース扱いですが登り慣れた人は気を付けて歩行すれば大丈夫なレベルです。

ヒュッテまであともうすぐの所までくると、ちょいちょい撮影スポットがあり全然歩みが進みません。

雲が出始めたのでいまのうちと思いジャカジャカ撮影しながらパノラマコースの最終盤を歩きます。
しかしちょうどいい時期にきました。
以前来たときは紅葉の時期的にはよかったものの、悪天候ばかりだったので今回は当たりです!

ヒュッテに到着!しかし次第に雲が・・・

ようやくヒュッテに到着し、北穂に来たとき振りのこいのぼりを仰ぎみます。
背景が色付きまた違った景色のよう。

だいぶ稜線に雲が広がってきてしまいましたが、いつもの定番スポットでパシャリ📷

テントを設営している間にすっかり曇ってしまいました。
しかし、紅葉は曇りのデバフを貫通するレベルで綺麗なのでオッケーです^^

満天の星空とモルゲンロート

そそくさとご飯を食べてシュラフにくるまって就寝。
夜中に起きてテントの外をのぞくと満天の星空が広がっていました!
ゴージャスな天の川というよりも上品な感じで、季節が進んだことを感じさせてくれる夜空でした。

朝起きてテント内を片付けている間に、ヒュッテのテラスはもう夜明けを待つ人たちでいっぱいに💦
カメラを構えられる場所もなさそうなので、パノラマコース方面に少し戻って、あらかじめ前日にチェックしていた展望ポイントへ急ぎます。

先客の方もいましたがこちらはまだ余裕あり。
朝焼けのオレンジ色を山肌に写す瞬間を撮影。モルゲンロートの瞬間よりもこの時が1番好きな時間であり、山が1番美しい瞬間だと勝手に思っています。

何でも写真では見ていましたが、実際に紅葉時期の涸沢カールのモルゲンを見られたのは初でした。
輝度差があって一緒に写らないんじゃないかと思ったけど、けっこうしっかり写真に撮れるもんですね。

慌ててテントを出たのでハーフNDフィルターを忘れてしまったのが痛かったですが、なんとか写真に収めることができました。いや~、最高っす!
この時期の涸沢、混雑を避けていままで敬遠してましたが、やっぱり来て良かったです。

復路もパノラマコース。屛風の耳、頭へ登頂

一度テントに戻って荷物を撤収し、復路もパノラマコースを通って帰ります。
こんな細いトラバース道を進みます。

帰りは体力にまだまだ余裕があるので、コルに荷物をデポして屛風の耳、屛風の頭を目指すことに。
耳から見下ろす涸沢カールはテントが豆粒のよう。
去年ほどではないかもですが、今年も結構当たりだったんじゃないかなぁなどと思いながら紅葉を見下ろします。

耳から眺める前穂高は、紅葉を身にまとって斜光を浴び美しかったな。
文字どおり人がちっぽけに見えます。

せっかくなので、屛風の頭も目指します。
耳から先はハイマツの藪漕ぎがあり、少し苦労しますが15分ほどで到着。
槍ヶ岳や涸沢カールを一望。

常念岳や燕岳などの常念山脈の山々も堂々とそびえています。

その向こう、特徴的な外輪山を携えた浅間山が見えた!

南の方には富士山も!
すっきりとした日本晴れ。最高っすね!

少しずつ表情を変える前穂高。何枚も写真撮ってしまいます。

さて、名残惜しいですがこの絶景ともお別れです。

一路下山へ!

再び屛風のコルに戻ってデポしたザックを回収。
一路、下山します。
時々振り返ると赤、黄色の木々をまとった前穂高が見送るように屹立しています。

色付きの良いナナカマドを探すのも楽しいですね。
アップで撮影してみたり。

透かしてみたり。
本当に良い時期と天気を引き当てられて満足。
鬱屈したような天気が続いた今年の夏を取り返したような気分です。

林道まで下りたら来た道をまたテクテクひたすら歩きです。
帰りの平地歩きが長い長い・・・

いつもの河童橋をパチリと撮影し、混む前にバスに乗って沢渡へ帰ります!
おつかれ山でした!

まとめ

久々に訪れた涸沢カールの紅葉はやはり日本一を称するだけの価値はある絶景でした!
個人的には今までで1番良い時期、良い天気を引き当てられて大満足の山行になりました。
紅葉最盛期の狙い目は、やはり10月5~8日くらいがよいのかな?という印象。
パノラマコースは少し険しい所もありますが、ツアーなどの渋滞も避けられてこの時期の涸沢に行くには最適ルートだと確信。次に訪れるときもこのルートを選択しようと思います。

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