登山遠征、移動にかかる費用を節約する方法4選

器材のコト


自由な遠征登山に欠かせない車。ですが、昨今のガソリン代値上げは落ち着く様子がありません(泣)首都近郊の幹線道と比較的ガソリン代が安いエリアに住む管理人の近所でも最安で1リットル150円を下回ることはないです。100円以下で入れられてた時代が懐かしい・・・

今回は、食品などさまざま物価が上昇している今だからこそ、遠征費用にかかるお金を見直ししてみました。

見直すポイントは4点

今回見直すポイントはズバリ、、、

  • 給油
  • A/Cボタン
  • タイヤの空気圧
  • 高速道路料金

です。

お得に給油する

まずはガソリン代について考えてみます。

ガソリン満タンは燃費が悪い?

よくガソリンは満タンにすると燃費が悪くなるのでこまめな給油が良い、と聞きますが実際はどのくらい違うのでしょう。

ガソリンの比重は水に比べて0.75。つまり、1ℓあたり約750g。タンクが60ℓの場合、45kg。半分にした場合は22.5kg分軽くできる計算です。例えば燃料タンク容量40ℓの場合、満タンで約30kg。半分だと15kgです。

日本アルミニウム協会のデータだと、10kgの軽量化で0.2km/ℓの燃費向上が期待できるそうなので、15kgの場合はザクっと計算で0.3km/ℓとします。燃費が20km/ℓの車だと仮定すると20.3km/ℓに向上するだけです。航続距離にして6km、ガソリン代に換算すると45円ほどとなりました。

エンジンのON /OFFとスタンドへ行くのにかかるガソリン代を考えたら、ほぼ誤差の範囲と言えそうです。登山口に近い町だと都市部よりガソリン代が高いことがほとんどですし、そもそも長距離運転になるのでしっかり満タンにして出発するのが良いでしょう

スタンド選びは便利なアプリを活用

それでも遠征先でどうしてもガソリンを入れないといけない場合はありますよね?そんな時、僕は全国のガソリンスタンドの料金を比較してくれるアプリgogo.gs」を使っています。

地方だと店舗によっては10円/ℓくらい値段の差がありますが、このアプリは現在地近くのガソリンスタンドとガソリンの価格を地図上で表示してくれます。相場を把握し各店舗の値段を比較できるので、バカ高いガソリン代を掴まされなくてすみます。

ガソリンカードを作る

ガソリンカードを作ることで1ℓあたり1〜2円ほど割引になります。いつも使っているガソリンスタンドで年会費無料で燃料代が直接割引になるクレジットカードを契約しましょう。

管理人も以前は航空系カードや楽天カードをスタンドの支払に使っていたのですが、アプリ会員の割引も含め3円引と、遠征が多い生活としては無視できない価格差のためコスモ・ザ・カード・オーパスを作りました。さらに初月のガソリン代割引など各社独自のキャンペーンをやっているので、特に行きつけのスタンドがない場合は比較しても良いかもしれません。

空気圧をこまめにチェックする

タイヤの空気圧も燃費への影響が大きいです。

JAFの実験では、タイヤの空気が適正量の車と、30%減の車、60%減の車の燃費を比較する実験をしたところ、適正量の車と比べて30%減の車両が4.6%、60減の車両が12.3%悪化したそうです。年間走行距離を15000km、ガソリン価格を165円と想定した場合、空気圧30%減でも9240円の差が出る計算になります。

それ以外にも空気圧が下がるとバーストのリスクが上がったり、タイヤの劣化を早めてしまうのでこまめなチェックが必要です。一般的に1ヶ月で5〜10%空気が減っていくと言われていますので、できれば1ヶ月に一度、最低でも3ヶ月に一回はチェックした方が良いでしょう。春夏にかけては空気圧が上がるので頻度は下がりますが、逆に秋冬には空気圧が下がるので特に要注意と言えそうです。

A/Cボタンを適切に使う

車のA/CボタンのON/OFFも燃費に影響します。A/Cはエアーコンプレッサーの略で、冷房と除湿を切り替えるボタンです。逆に暖房はエンジンから出る熱を利用するので基本的に燃費には影響しません。冬の間は車内が結露した時はA/Cボタンを使用。それ以外は暖房しか使わないのでOFFにした方が燃費が良いと言えそうです。

高速道路料金の割引を活用する

登山遠征に役立つ高速割引は主に二つ

  • 休日割引・・・土・日曜日や祝日に地方部の高速道路を利用する料金が30%割引されるETC割引
  • 深夜割引・・毎日深夜0時から午前4時まで高速道路を利用すると、料金が30%割引されるETC割引

注意したいのは、休日割引の場合、東京や大阪の近郊エリアの料金は割引対象外であること。(深夜割引は近郊エリアも含めた全線割引)

また、現行の深夜割引は対象の時間帯0時〜4時に走行していれば深夜以外の日中時間帯に通行した料金も一律で割引適用されます。しかし、割引を受けようと0時前に料金所手前で滞留する車が後をたたないことから、国交省が見直し方針を発表。2024年度中に改正される予定です。

内容は、適用時間帯を22時〜5時と3時間拡大する代わりに日中の通行料金については割引適用外とする、というものです。しかし、距離を計測するETCアンテナを追加で設置しなければならず、世界的な半導体不足の中施行までに間に合うのか先行きが不透明なため、今後の情報が待たれます。

首都高の深夜割引に注意

首都高の場合は、深夜割引のシステムが高速道路と違うので注意が必要です。

高速道路の場合は0時〜4時までいずれかの時間に走行してればOKですが、首都高は0時〜4時までの時間帯に入口のETCゲートを通過しないと割引の対象になりません。例えば23時30分に入り、4時30分に出口を通過した場合は対象外となってしまいます。

ETCのマイレージに登録しよう

高速道路を利用した遠征が多い人はETCのマイレージサービスに登録しましょう。

登録にはETC車載器の番号とETCカードが必要。一名で複数のカードの登録はできませんが、車載器1台につき家族4枚まで登録可能です。車載器の登録がしてあれば、レンタカーなどでのETCカード利用分もポイント付与がされるとのこと。

登録したETCカードの利用額に応じてポイントが付与されます。各道路公社によってポイント還元率は違うのでこちらのページでご確認ください。一定額以上溜まったポイントは月毎の請求金額から割り引く形で通行料として使用することができます。各道路公社の使用できるポイント下限や交換単位ごとの還元額はこちらのページでご確認を。

まとめ

今回は、なるべく遠征費用を抑えるため、ガソリン代や高速道路の節約術について調べてみました。他にもよりお得な情報を手に入れたらまた当ブログにて紹介できたらと思います。賢く節約して良い山ライフを送っていきましょう。

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