当ブログ管理人のシャチです。3月から急遽仕事の関係で東海圏に引越しすることになり、なかなか更新できずの日々でしたが、身の回りもだいぶ落ち着いてきたので3月某日北アルプスの後立山連峰・五竜岳へ行ってきました〜⛰
アクセス
遠見尾根の登山口へゴンドラ「テレキャビン」に乗るため、まずは白馬村の「エイブル白馬五竜スキー場」へ向かいます。
スキーシーズンは関東、名古屋、関西からスキー場直行の高速バスが運行されていますのでこちらを参照ください。松本駅からはJR大糸線にのり神城駅へ行き、冬季の無料シャトルバスに乗りスキー場へ。
マイカーの場合は安曇野で高速を下りて、安曇野アートラインをひたすら50km1時間ほど北上します。めちゃ遠い、、、。
ゴンドラ「テレキャビン」
テレキャビンの乗り場は駐車場横のスロープを直接ゲレンデへ登って行った所にあります。
センターハウス「エスカルプラザ」には1階、2階にトイレあり。リフト券売り場もありますが登山者用のチケットは乗り場で購入可能なので、スキー客に混じって並ぶ必要はありません。
ゴンドラの始発は8時15分、2階へ登った窓口でチケットを購入。テレキャビンとアルプス第一ペアリフトの往復券で2400円でした。(下りのリフト使用不可のため、ゴンドラ駅まで歩き)ゴンドラのみが2000円でした。縦走用の値段設定もあり。
テレキャビンでひとっ飛び、標高差700mを一気に稼ぎます。
ゴンドラを下りたら矢印のリフト乗り場まで移動。斜面を数十メートル下り乗り換えます。朝イチに並んでスタートは9時前くらいでした。
辛い登り
転勤を言い渡された後、引越し作業が続き落ち着いたと思ったら今度は新型コロナにかかってしまい、本格的な登山は1ヶ月半振り。トレースはしっかりあったものの、スタートからいきなり始まる急登ですでにバテバテ(汗)
予定では五竜山荘近くで幕営の予定でしたが、あまりの体力の無さに「この調子で本当に山荘まで行けるんだろうか、、、。」と思いながら一歩一歩重い足を進めていきます。
トップスタートしたものの、あっという間に後続に抜かされなんとか引っ付いて行こうと頑張っているの図(笑)
冬装備に加え、三脚や最近追加した交換レンズ、酒、つまみなど軽く20kgオーバーの重量が肩に重くのしかかってきます。なんで酒なんて担いでしまったんだろう、、、っていっつも後悔。
それでも雲海の上に浮かぶ白馬三山!
武田菱を掲げた五竜岳!
うっすらと雲を纏った鹿島槍ヶ岳のネコミミ🐈を眺めると疲れも吹っ飛ぶ気がします。まぁ、気のせいなんですが、、、😅
抜かされた後、トレースごちになりっぱなしだった同じテント泊の男性は西遠見でテントをはるののことで、そこから先は一人旅🚶♀️西遠見から一旦下がって白岳へと登り返していきますが、久々の雪上歩きに全く足が進まず。心臓が破れそうなほど苦しく30歩くらい進んでは止まりを繰り返してやっとのことで白岳直下へ。
白岳、トラバースするか?山頂経由か?
白岳をトラバースするか、山頂経由するか迷いましたが、トラバースを選択。しかし、暖冬の3月の昼下がりともなればだいぶ緩んでいました。かなり気を使ってステップを蹴り込みながら進みましたが、素直に山頂経由した方が楽だし早かったと思います。反省😭
ちなみに大遠見から西遠見までの稜線に写真のような幕営適地たくさんアリです。
テント設営、そしてハプニング!💦
なんとか山荘に到着。半分埋まった屋根の横に残された塹壕をスノーソーで増築し、テントを張りました。本来なら山頂までちょっと偵察に行くか?くらいのつもりでしたが、両足も攣りかけてヘロヘロ💦五竜岳の向こうに落ち夜の帳が下りるのを眺めながら温かいご飯で疲れを癒しました。
この日はあいにく月明かりが強かったのですが、星々は煌めいて全ての思考を吹っ飛ばしてくれました。
なんとか山頂で朝日を拝みたい!と、翌日はいつものブラックスタートです。
が、しかし、、、、
なんと、途中でスマホを落としてしまうハプニング💦
いや〜リーシュコード付けとけよって話なんですがついつい先延ばしにしてしまい、そういう時に限ってポケットのチャックを閉め忘れ、、、😱 頻繁に出し入れしてたため上着のポケットを閉め忘れていたのでした。。。
月明かりとヘッデンだけで落としたスマホを探し出すのは無理と判断。とりあえず山頂でのご来光は諦めその辺の稜線から鹿島槍が見られるところまで行って朝焼けを眺めた後、そっこー戻ってスマホを探すことに。💦
夜から朝へ、美しい黎明
この辺が良さそうか?と登ってみたリッジは意外と悪くないポジション!折り重なる雪をたたえた尾根が美しい。遠見尾根からはよく分からなかったネコミミもここならはっきりと分かる🐈⬛まだ眠りについている街の明かりが心強い気持ちを与えてくれる✨
次第に焼け始めた空の色が雪面に映る。雪山に登っていて一番好きなタイミングです。夜明け前のほんの少しの間だけのご褒美✨ま、内心スマホのことが気が気じゃないんですけどね😅
青から紅へ、ずっと見ていると気づかないくらいの変化で少しずつ色が変わっていきます。
山頂断念したため時間が余り待つこと1時間半、ようやく朝日が昇り始めました🌅風は強く吹いていて、避けられる所もないため足はかじかんですでに感覚はないですが、太陽が出てきただけで体温が上がる感覚になります。
さっきまで寒色に包まれていた鹿島槍は美しいモルゲンロートの茜色に。ハプニングはあったけどこうして稜線上で美しい景色を眺められる幸せはどんな贅沢品にも変え難い価値があります。
ゲザン!!
さて!てなわけで、スマホだスマホ!!📱
慎重に急いで来た道を戻ります。途中、登ってきた男性に聞いてみたものの見なかったとのこと。不安が5倍くらいに膨れつつ、無くしたのはこの辺だろうという辺りを探したところ、、、
あった!!!📱
暗くてよくわからずルート外れてもがいてた辺りに発見!チョッカッコーしてなくてよかった、、、😭
ホッと胸を撫で下ろしテントへ戻ります。急に余裕が出てきて八ヶ岳や富士山など、ぐるりと眺めてみる。山頂は踏めなかったけど終わりよければ全てヨシっ!!(ただリーシュ付けとけよってだけ話ですが)
テント撤収して今度は白岳の山頂経由で。もうズルズルと滑って肝を冷やすのはゴメンです。
何より山頂経由は唐松岳の景色が素晴らしかったです✨
スマホが戻ってきて木々の影すら清々しく美しく見えます😂
帰りも結構登り返しがあるのは辛いですが、二日連続天候に恵まれて最高でした!
この日もお天気に誘われて平日にも関わらず続々と登山者の人たちが登ってきていました。あまりにも暖かい日が続きすぐにでもグズグズになりそうですが、山頂を踏めなかったのは来年以降リベンジとしてまた挑みたいと思います。ありがとうございました!
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