【二百名山】ニペソツ山に登って撮ってみた!【北海道遠征最終日】

山のコト

今回は、北海道遠征の締めくくりとしてニペソツ山にテント泊で登ってきました!

どんな山?

ニペソツ山は、北海道の東大雪エリアを代表する2,013mの山で、日本二百名山に指定されています。

その険峻な山頂の美しさと存在感から、「日本百名山」の著者・深田久弥が「百名山に入れなかったことを後悔した山」として知られ、『幻の百名山』とも呼ばれています。

なだらかな山容が多い北海道の山において、天を突くような尖った山頂が特徴です。特に「前天狗岳」から望むニペソツ山の姿はその大迫力の景色から「ニペドン」と登山者の間で呼ばれるほど人気があります。

森林限界を超えた岩場にはナキウサギオコジョが生息しており、愛らしい姿や鳴き声が登山者を癒します。

今回のルート

かつて主流だった「十六の沢コース」は林道の崩壊により今も普通が続いているため、現在は幌加温泉ルートがメインとなっています。
国道273号から幌加温泉へと続く道に入ってすぐに登山者駐車場と登山口があります。

駐車場の入り口付近は泥濘があり車がスタックする危険があるため、半分以上の人は手前の道路に駐車していました。登山口にトイレブースと携帯トイレを捨てられるようになっています。

ちなみに車で3分ほど南に行くと幌加除雪ステーションがあり、トイレや自販機も利用できます。
docomoの電波も入っていたので車中泊するにも良さそうですね。

今回のコースは全長23キロ、標高差1900mほどで、コースタイムは約12時間です。

稜線上の小ピーク、前天狗周辺にテント場が指定されていて、手前に5張ほど、ニペソツに近い方に10数張ほどのスペースがあり、携帯トイレ用のブースも設置されています。

スタート!

それでは登って行きます!

この日は、雨交じりの曇り、夜半にかけて天気が回復する予報でした。
歩き始めは雨がやんでおり、静かな森歩きのスタートです。

2キロほど林道を歩き、何回か徒渉箇所を超えたら、本格的な登山の開始です。
基本的には緩やかな登りが延々とひたすら続くようなタイプの登山道です。
泥濘が何ヶ所もあって、靴を水没させたくない場合はかなり気を遣います。

この日は登山者が少なく、静かな森を1人占めはいいのですが、やはりヒグマと遭遇しないかと気が気じゃないです💦

途中に池もありました。

水はちょうど中間の6キロくらいで最悪取れる場所があります。

登るにつれてガスってきました。
いつもの幻想的なやーつです。

キツツキが飛び交っては木の幹を叩いていました!
さすがに遠いから小さくしか撮れない・・・。
やはり望遠レンズを買うべきか

オコジョとの出会い。そして稜線へ

終始緩やかな道も、前天狗にさしかかるところで急登に。
所々ロープも設置してありますが、不安定な砂礫や泥濘の道が続きズルズルと滑りながら何とか進みます。
途中から降りだした雨も次第に強くなってきました。

そして、前天狗への岩場をのぼっていると草むらの影からオコジョが!

ヒグマ対策で小型スピーカーから音楽を流し歩いていたので、驚かせてしまったのかな?

その後、何度もこっちを見ては岩場に引っ込み、また顔を出すのを繰り返してました!
本州でもこんなにオコジョをしっかり撮影する機会がなかったのでテンション上がりまくりです。

エゾオコジョとホンドオコジョは違いがそんなにないように見えましたが、調べてみたらエゾオコジョの方が少し大きいみたいですね。好奇心旺盛なところも変わらないように思いました。

稜線に出て、前天狗を越えるとすぐにテント場へ到着しました。
雨脚が強まっていたので急いでテントを張り、テント内で雨に濡れた体を温めているうちにうたた寝。

しばらくして外をみると、次第に雲が切れてニペソツ山の山頂が見えるではありませんか!
これが、よく聞く「二ペドン」か!と、感慨深いです。

夕暮れタイム。からのゴージャスな星空

まだ雲は残っていましたが、夕暮れ時の空が美しく染まります。

遠くの山並みが夕焼けに浮かび美しかったな

日没後、2時間たってテントの外を見ると、ニペソツ山の上にゴージャスな天の川。
アルプスでもこんなに見えることないんじゃないかってくらい細かな星々まで見えていて、雨が降っていた昼間から大逆転の最高の夜です。

ほんのりとした朝焼け。そして登頂!

翌朝、未明にテントを撤収して山頂へと向かう途中で、夜明けを待ちます。
雲の隙間から朝日が昇ってきました!

地平線近くに雲が残っていたので、この日はほんのりとした焼け具合です。
ガンガンにオレンジ色になるのを期待していたのですが、これはこれで良い二ペドンです!

朝焼けを堪能した後、多少のアップダウンを繰り返してついに登頂です!

テント場がある天狗方面を眺める。
こちらも険しい山容がかっこいいです。

険しい岩稜の向こうには先日登った石狩岳が見えました。
あの日はガスガスでしたが、この日は稜線の様子がよく見える!

こちらはトムラウシ山かな。
天国のようなトムラウシ公園また歩きたいなぁ

北海道でも珍しいギザギザの稜線。
ここはアルプス感がありますね。

トリカブトかな?こちらも朝の斜光を受けて美しい。

ナキウサギに会う。そして紅葉を堪能しながら下山へ

下山していると、岩場から「ピッ!ピッ!」と鳴き声が。
よく観察するとナキウサギがひょっこり姿を現し、岩の上で愛らしい顔をこちらに向けています。
ずんぐりしていてなんてかわいいんだ!

ナキウサギが発見できたのは、
①山頂直下の岩場
②テント場から山頂方面に歩いてすぐを下った所に広がる岩場
③前天狗から急坂を下りた先にある岩場
の三カ所でした!

ちなみにオコジョも③の場所で遭遇したので参考になれば!

撤収したテントをザックに詰め込んで、下山していきます。
二ペドンともこれでお別れ。
名残惜しい気持ちを抱えながらテント場を後にします。

前天狗の付近は草紅葉が広がって、まるでお花畑のよう。
深紅の葉っぱと緑色の苔が鮮やかなコントラストを描いています。

下山途中、早くも色づいたナナカマドが、こちらも青空と美しいコントラスト!
やはり、北海道は季節の進み具合が一ヶ月近く早いですね。

尾根の展望ポイントから最後二ペドンを振り返る。
こっち側の面は北岳バットレスみたいに険しい岩壁でした。

あとは森をひたすら歩いて下山しました。
最終日にやっと晴れをゲットすることができて、なんとか報われる遠征となりました。大満足!

まとめ

ニペソツ山はうわさに違わぬめちゃくちゃかっこいい山で、晴れたこともあって遠征の締めくくりとしては最高の山行となりました。
泥濘が多いものの、登山道はおおむね緩やかな登りでただただ楽しく歩ける最高の山でした。
これは確かに百名山に入れなかった後悔するわ、という感じでまた何度でもテント泊したいですね。
北海道は他にも登りたい山ばかりでうれしい悩みです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました